開幕投手も、二年目のジンクスに苦しむ
開幕投手を務めたが、10月2日の対横浜ベイスターズ戦では、7回を投げて19被安打(当時のリーグワースト記録)、14失点(当時のリーグ最多タイ記録)と打ち込まれた。チームのリーグ優勝で迎えた日本シリーズでは、チーム唯一の勝ち星を挙げたことから、敢闘選手賞を受賞した。
1999年成績
防御率4.44 8勝9敗1セーブ 162投球回 102奪三振
日本シリーズ敢闘選手賞
球種別成績(球種、推定結果球割合、推定被打率)
ストレート 53% .272
スライダー 21% .206
フォーク 16% .348
カーブ 10% .291
対ピンチF
得点圏.326
対左打者E シュート回転
全体被打率.272に対して対左打者被打率.276とあまり変わらないが、カットボールを覚える前のこの頃、ストレートがシュート回転して左打者に苦しんだとのことなので。
右.269(386-104)13本
左.276(250-69)7本
むしろ左のほうがホームラン打たれてないじゃん!
(前略)
川上 僕がカットボールをマスターしようとしたのは左バッター対策のためですね。どうしても左バッターになると球種が一つ減るんですよね。僕はスライダーという変化球を持ってたんですけど。ボール球を要求しているんですけど、真ん中周辺に入って、それがヒットで収まらないという。長打、もしくはホームランで仕留められる経験が多かったんですよね。
川上はルーキーイヤーの1998年に14勝を上げ、新人王にも輝いたが、2年目で防御率が4点台に転落し3年連続負け越しプロの壁にぶち当たった。特に左バッターには苦しみ、左バッターになると甘く入ることを恐れキャッチャーがスライダーのサインを出せない。その結果、球種が一つ減り苦しい戦いを強いられた。
(中略)
川上 武田一浩さんがドラゴンズに移籍された年ですかね。「左バッターに僕はよく打たれます 真っ直ぐ投げた球がシュート回転するんですよ」と相談したところ、「お前もっとインコースにスライダー投げればいいじゃないか」みたいな感じのことを言われまして、スゴく勉強になりましたね。
川上は明治大学の先輩でもある武田に相談し、シュート回転がイヤなら逆のスライダー回転をかければいいという発想がやがて川上に運命の出会いをもたらす。
(後略)
川上憲伸が自身のカットボールを語る 日本にカットボールを広めた投手 | ベースボールスポット
ノビE
この年は前年の疲労からかストレートが走らなかったらしい。シュート回転あるから要らなかったかもしれない。
推定被打率的にも不要かな。シュート回転あるから甘め。
一発
被本塁打率1.11と悪いが、ノビEとシュート回転があるのでなし。変化量上げて付けるのもありかもしれない。
調子極端
前述のように14失点あったり、コントロールも登板ごとにばらつきがあったそう。
(前略)
日によってコントロールの良し悪しが違う。
(中略)
調子の良いときは打てそうもないが悪いと自滅、そのわりにイニング数を稼いでバリバリ登板、となると若干今中を思い出さないでもない。ということはやるべきことはただ一つ十分な投げ込みと十分なケアだ。成長の場合によっては今中以上に人を馬鹿にしたピッチング(最高の誉め言葉)ができる可能性を秘めている。
http://uchiwaworld.momijioroshi.com/v2.html
追記
グローブは青らしいです。気になる方は直してください。